2018年3月末に生まれた娘は、2019年4月に認可保育園の1歳児クラスへ入園しました(1歳の誕生日の一週間後)。
産休・育休のないフリーランス(個人事業主)の母と、早生まれ中の早生まれっ子が2018年に東京23区で体験した保活について綴っています。
2018年7月、産後3ヵ月の娘を連れて何も分からないながらに足を運んだ保育園見学。保育園見学は、はじめてママの保活の第一歩です。
この記事では早生まれっ子の1歳4月入園に向けた保育園見学の体験をまとめました。
早生まれっ子のパパママ、フリーランスの親御さんはもちろん、すべての保育園見学をする方の参考になれば幸いです。
※情報は2018年当時のものになります
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1歳4月入園希望なら前年夏に保育園見学へ
1歳児クラスとは、うちの娘のように3月末生まれなら1歳になった翌月。4月生まれの子ならすぐに2歳になる学年を指します。10月頃~3月生まれの赤ちゃんの場合はおそらくこのパターンを検討する人が一番多いと思います。
保育園の見学・説明会は入園希望の前年度の7月頃からはじまります。1歳4月入園を希望の場合は、生まれた赤ちゃんと一緒に見学へ足を運ぶことになるでしょう。
我が家の場合は3月末生まれ娘が生後3ヵ月の夏、7月から保育園見学を始めました。
実際に見学へ行ってみると、母親学級と同じパターン。。見学に来ている人は娘より一学年下の0歳クラス希望の赤ちゃんか、お腹の大きい妊婦さんがほとんどです。娘より月齢の高い赤ちゃんと出会うことはほぼありませんでした。
あれ? 同級生はどこ?
みんなもう入園しているの……?
見学前に知っておきたい保育園見学のポイントと攻略法はこちら。
1歳児クラスの募集人数が少なすぎる問題
早生まれはやっぱり不利だと思い知る
みなさんが保育園の方針や持ち物についていろいろ質問している中で、わたしが一番知りたいのは来年度の1歳児クラスの募集人数でした。前年度の募集人数や入園できた人の点数(ボーダー)が各自治体から公開されますが、ほとんどの園での1歳児クラスの募集は1名~多くて10名程度。
郊外の大規模保育園だと1歳児クラスから定員がドン! と増えて持ち上がり+20名の募集なんてこともあるそうですが、わたしたちの住んでいる区では、募集人数が10名前後だと「ここなら入れるかも」と有力候補に挙がるレベルの貴重な存在。
0歳児クラスのない園や、持ち上がりのない新規園の場合のみが10名以上を募集していました。
また、特に0歳児クラスの場合、すでに保育園へ通っている兄弟がいる場合は兄弟加点が付くため断然有利になります。募集人数の多い0歳4月入園でも、兄弟枠で数名は埋まると考えておいていいでしょう。
それでも「保育園に妊娠中のママが多くて0歳クラスは兄弟枠で埋まって無理そう……」と他の保育園見学をしているママもいました。
不平等感に釈然としない。早生まれ加点がほしい!
0歳児クラスの入園は無理だと分かった時点で次年度の1歳児クラスからの入園を目指すことになります。0歳に比べて1歳児クラスの定員は増えますが、その内訳は0歳クラスからの持ち上がりがほとんど。
たとえば0歳児クラスの定員が14名の場合、1歳児クラスの定員20名に対して新規募集は6名。0歳児クラスに入るよりも募集人数が少ないのです。これを鑑みると「やっぱり0歳4月で入れる子は恵まれている」と思わざるを得ません。
さらに0歳4月の入園資格があった(2月3日以前生まれ)にも関わらずまだ月齢が低い等で前年に入らなかった子(9月頃~12月生まれ)も応募してくるわけで。。
我が家の3月末生まれ娘のように「生まれた時点で入園権利すらなかった子には早生まれ加点をしてほしい! するべきでは!?」とこの時ばかりは本気で思いました。
早生まれっ子の保活においてここが一番不平等を感じる部分です。
どこかで線引きをしなければいけないので、これを加点したらそれはそれで不平等になるのかもしれませんが、釈然としませんよね。どうしても納得できない方は、第二子以降は早生まれにならないように計画妊娠をおすすめします。
0歳4月に入れる?1歳4月まで待つ?
早生まれじゃなくても悩ましい11~12月生まれの保活。
第二子の出産予定日は11月下旬。我が家も他人事ではなくなりました。
絶対に入れたいなら認可外保育園
少し先でもよいならプレ幼稚園・こども園へ視野を広げて
分かってはいたものの1歳4月入園の望みは少なく、見学の途中で絶望してしまったため(笑)、保育園見学と同時に幼稚園も検討しました。
入園は数年先になりますが、プレがある保育園(少しでも子どもと離れる時間があれば仕事はできる)、こども園などにも目を向けてみました。
日中は幼稚園(教育がしっかり)、その後は保育園のように遅くまで預かってもらえる、保育園と幼稚園の良いところ取りの、こども園。近所のこども園は大変人気が高いそうで「入園したいがために近隣に引っ越してくる人もいる」と聞いておののきました。保育園よりも競争率が高いんじゃ……。
親のニーズに対応してか、最近はだいたいの幼稚園で延長保育を実施しているので幼稚園に預けて働くママも多いです。
ガツガツ保活からはリタイヤ
“入れればラッキー”くらいじゃないとメンタルが持ちません
保活の第一歩である夏の保育園見学時点で「なんとしても保育園へ入れて働く!」というガツガツ保活はやめようという気持ちになっていました。
そもそもわたしがフリーランスなので会社勤めの人より選考に不利(よく調べたらそんなことはありませんでした!)だろうし、とか、基本的に在宅仕事なので遠くの園に受かっても送り迎えが大変だな、とか……。
通勤がないのが在宅の良いところなのに、子どもの送り迎えが遠かったら意味なくない?と思ってしまって。
認可外保育園の選択肢もありますがよほど稼げる人じゃないと保育料をペイできないかもしれません。何としても1歳4月入園させるために計画的な方なら、認可外やベビーシッターを加点が付く程度に利用して、しっかり加点をゲットしていることでしょう。
ロジカルかつ計画的に準備すればおそるるに足らず、といった保活ですがそこまでのガツガツ保活、保活攻略! から、わたしはリタイアしてしまいました。
開店休業状態で専業主婦になる道も頭をよぎりましたが、それでも保活をした理由は「フリーランスの保活」カテゴリで書きたいと思います。
各学年一斉募集の新規園は狙いめ! しかし情報が少ない
新規園の見学説明会は自治体に問い合わせが確実
近年は続々と保育園が増えています。4月開園の新設園なら、1歳以上の学年でも持ち上がりなしなので、10~20名程度の大人数を募集しています。確実に入れたいならそれを狙う方が確率が高いと言われるのももっともな話。
すでに通わせている人の話が聞けなかったり、先生が不慣れだったりで心配な点もありますが、先生も親同士もフラットな関係性でバイトのオープニングスタッフのような「みんな一緒にスタート!」 なのも魅力です。ボスママとかいなさそう。
新設園の情報は随時自治体から公開されていますが、自分で探すとなるとなかなか情報が出て来ません。近所に2園が新設されると噂で聞いたものの、夏の段階では絶賛建設中かそれ以前の更地。住所(番地)も未定で、建設場所もよくわからない状態でした。
どちらもチェーン店タイプ(?)の各地に支店がたくさんある保育園だったので、運営会社のHPをチェックしてみるも園児募集の情報は見当たらず。保育士の求人ばかり。
新設園や既存の保育園のHPを検索していたおかげで、わたしのスマホに表示される広告が保育士の求人だらけになりました。
給料とか出て来ちゃうんですけど……!
就職したいわけではない(笑)。
そんな新設園の説明会情報はいったいいつ出るんだろう、とのんびりしていたら秋になり、説明会はすでに終わっていました……。
建物ができる前に、近くの系列園で開催されていたのです。完全に情報弱者でした。や、やばい。
この点だけは、役所にこまめに電話して聞くべきだったと後悔しています。
不真面目な保活だったわたしの保育園見学はたった3園
立地だけも足を運んで確認しよう
フリーランスで在宅仕事がメインの3月生まれママにとっては、家と保育園の近さが最優先。なので、保育園見学は通える範囲の園に絞り込みました。
これまでは興味がなく目に入っていませんでしたが、都心であれば小規模保育園も含めると徒歩&電動自転車で通える範囲に十数園もの保育園があります。
「あそこに保育園があるらしいから行ってみよう」と、見学の予約はせずともお散歩を兼ねて場所を確認しに出かけていました。
3月生まれママと3月末生まれ娘が参加した保育園見学は、たったの3園!
前述したように近所の新設園2つの説明会情報を見逃したのが大きかった……。徒歩圏内の保育園はこれらを含めて4園なので、その半分を見ていないということになります。
認可外保育園は別として、自治体の管轄である認可保育園(公立私立問わず)の入園申し込みは見学参加は必須ではありません。3園以外は未見でも、入園希望には10園書いちゃいましたよ。
東京×早生まれっ子×フリーランス母という三重苦
幼稚園出身の3月生まれママとは縁のない、 普段は入れない保育園という場所に足を踏み入れられるのはこの機会しかありません。
持ち前の好奇心であれこれ見てみたい気持ちはあったものの、0歳児クラス希望の人だらけの見学会と1歳児クラスの募集人数の少なさにもはや入園できる気がしなくなり、途中でモチベーションが下がってしまったのが正直なところ。
「どうせ入れないならがんばる意味ある?」と、見学の段階で早くもやさぐれていました(笑)。
11月の申し込み資料の作成もフリーランスはたっくさん提出書類があって、すべて自分で書かなければいけないので「どうせ受からないのに……」と何度も心が折れかけましたよ。。
それでも申し込んだのは、待機児童になるとベビーシッター利用助成が出るから。
実際の提出書類を公開しています。
保活はくじけず諦めず。運を天に任せて結果を受け入れる心構えも必要
夏の保育園見学、11月~12月に泣きそうになりながらがんばった入園申し込み。ダメダメな不真面目保活ではありましたが、無事入園という形で報われて思ったのがこれ。
保活はくじけず諦めず、計画的に。
学生時代の就職活動のようなメンタルとモチベーションの維持がキモです。
あとは「何がなんでも入園させる!」という強い意思、もしくは「なるようになれ!」と運を天に任せて結果を受け入れる心構えでしょうか。持ち点は自分じゃどうにもならないものも多いですし、その年の他の入園希望者次第という運の要素も強いですからね。
第一希望園に入園できて思ったこと。後悔先に立たず、やれることはやっておけ!
3月末生まれ娘は、結果的にすべての希望条件を満たす第一希望の徒歩2分園に入園することができました。お母さん、やさぐれながらもがんばっておいて本当に良かった。
保育園で得るものはとても多く、「早生まれっ子こそ幼稚園よりも保育園の方が良いのでは? 保育園に入れて良かった!」と感じることばかり。ただでさえ早い子どもの成長スピードが、保育園での環境によって何倍にも加速されている気がします。
3月末生まれ娘、言葉がめちゃめちゃ早いんですよ! 1歳3ヵ月、「パプリカ」の歌詞をところどころ歌いながら踊っています。
個人的な話になりますが、2月に入園認定の通知が届き3月に妊娠判明、4月いっぱいはつわりでボロボロ。仕事はできても食事やおむつ替え、寝かしつけなどのお世話が“つわりトリガー”になりがちなのがキツかった。
保育園がなかったら仕事どころか日常生活もままならなかったのではないかと思います。本当に感謝しかありません。
保活から学んだ事は
後悔先に立たず。やれることはやっておけ!
です。
早生まれを責めないで。この経験が人生の糧になる
最後に、保活を通じて思い知らされる早生まれっ子の不公平感。赤ちゃんと家で過ごしているときには気づかなかった、社会の洗礼です。
しかし、早生まれっ子の不遇さを嘆きこそすれ、自分や子どもを責めたり、責任を感じる必要はまったくありません。
まだ本人に自覚はないものの、こうして幼い頃から社会的弱者(同学年の中ではそういっても過言ではないですよね)としての絶望や、挫折や、不遇さを体験することが、早生まれっ子に痛みのわかる優しい子が多い理由だと、わたしはわりと本気で思っています。
早生まれっ子の親もまた然り。自分の子が年度という社会制度の区切りの中で分けられ、弱者の立場になってはじめて気づくことも多いのではないでしょうか。
小学校入園頃までは、早生まれということで得る気づきや学びの連続です。そしてそれらは自分の視野を広げてくれる経験として人生の糧になるはずです。
何の因果か3月生まれママは二世代にわたって体験することになりましたが……。きっと来世のために徳を積んでいるのでしょう(笑)
早生まれっ子必読の情報は2月号・3月号にあり
ちなみに、毎年「ひよこクラブ」の2月号、3月号頃に、早生まれや保活についての記事が掲載されます。早生まれっ子の親、仕事復帰予定の親はぜひ手に入れてくださいね!
2018年2月号では 「早生まれちゃん&遅生まれちゃんのメリット・デメリット」特集。
・早生まれのメリット・デメリット
・遅生まれの メリット・デメリット
・サポートするためのかかわり方
・3歳以降は?
など、6ページで読み応えがありました。
こちらは2018年3月号の綴じ込み付録「保育園準備&復職ダンドリがわかる本」。娘に齧られてますね^^;
発売時期は、もう保育園の申し込みは終わって結果待ちの頃なので、入園できることを前提に準備することなどがメインになっています。
来年度保活する人向けの情報も数ページ。10月号にも来年度入園希望者向けの保活記事がありました。保活ネタは定期的に取り上げているようです。
内容は毎年あまり変わらないと思うので、妊娠中に中古や電子書籍でバックナンバーを手に入れるのもおすすめです。
2年連続2回目。今年も保活します!
3月生まれママは2019年11月第二子を出産予定。2年連続2回目の保活がはじまります。
保育園児の親になった今年は、保育園見学でいろいろとチェックする目が養われましたよ。せっかくなので去年見逃した新規園を覗いてみたいな。
それではみなさん、保育園見学、楽しみながらがんばりましょう!
早生まれっ子の1歳4月入園に向けた保育園見学をしてみての反省点と、保育園児の親になって養われた視点を加えた保育園見学攻略法をまとめました。
0歳での入園資格がない早生まれっ子 我が家のケース
1歳児クラスの4月入園を希望する場合はこちら。
早期仕事復帰したい早生まれっ子ママ向け
0歳児クラスへ4月入園を希望する場合はこちら。
3月生まれママのつぶやき
1歳児クラスの募集人数が少なくても、案外なんとかなるものです。
我が家の場合は駅から遠い(家に近い)保育園でも問題なかったのが強みでした。
絶対に譲れない条件や多少妥協できる条件を見直して、候補の保育園を探してみるといいですよ。
早生まれっ子と早生まれっ子パパママの保活を応援しています!
3月末生まれ娘の成長記録と
第二子妊娠記録は
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