独立して約6年、 フリーランスで働くわたし(3月生まれママ)は2018年3月末に第一子を出産しました。
東京23区在住、保育園入園に不利と言われることの多いフリーランス(個人事業主)、しかも子どもは早生まれ。
何度も諦めかけた保育園入園でしたが、見事入園認定を手にすることができました。
誰かのお役に立てればと思い、わたしが保育園入園のために実践したことを記録していきます。フリーランス、早生まれっ子のパパママの参考になれば幸いです。
第一子の入園後、2019年11月に第二子出産予定。
2年連続2回目の保活は、出生前に申し込みをしました。
0歳4月入園資格がなかった我が家の場合
まず前提として、我が家の状況の紹介を。
- 7月生まれパパ 会社員。育休などは特になし
- 3月生まれママ フリーランス(個人事業主)歴 6年
- 3月末生まれ娘 0歳4月入園の資格なし
娘は早生まれの中でも最も年度末な3月末生まれのため、0歳4月入園の資格はなし。そのため最短でも5月以降の途中入園になります。
我が家では1歳を迎えてすぐの、1歳4月入園を目指すことになりました。
0歳での入園資格がない早生まれっ子についてはこちら。
1歳児クラスの4月入園を希望する場合
早生まれでも入園資格がある赤ちゃんもいます。詳しくはこちら。
早期仕事復帰したいママ向け0歳児クラスへ4月入園を希望する場合
フリーランスの育児休暇は産後8週間まで
フリーランス(個人事業主)・自営業者の場合でも、母体保護の観点から産後8週間までは育児休暇期間として法で定められています。
しかし、国からの産休・育休手当は出ないため無給。実質は単なる休業期間になります。
わたしはこの自主休業をセルフ産休・セルフ育休と呼んでいました。
仕事を前倒ししてやっておけばセルフ産休・セルフ育休中でも収入がある場合もありますが、それは国からの手当てではなく自分で稼いだ分です^^;
保育園に預けられるのは生後57日(産後9週間)以降
そして、基本的には上記の育児休暇期間である産後8週間を過ぎた生後57日以降から保育園での赤ちゃんの受け入れが可能になります。
生後8週間までは母子が一緒に過ごしましょうね、ということ。
園によっては生後半年以降からしか預かりをしていない場合もあるので確認しましょう。私立保育園よりも公立保育園に多いのでご注意を。
詳しくはこちらの記事で書いています。
まずは情報収集
①「たまひよ」で保活の概要を確認
保活のスタートは、まず敵を知ることから。
妊娠中は「たまごクラブ」ばかり読んでいないで「ひよこクラブ」も読みましょう! 年間通して2ヵ月に1回は保活特集が組まれています。
わたしは2019年3月号の綴じ込み付録「保育園準備&復職ダンドリがわかる本」で保活の一般論について情報収集をしました。
入園・仕事復帰後の生活スケジュールなどもイメージしやすくなりますよ。
また、2~3月号頃は早生まれ企画もあるので要チェック。2018年2月号は「早生まれちゃん&遅生まれちゃんのメリット・デメリット」特集でした。
3月末生まれ娘の保活体験談はこちらの記事で書いています。
②自分の住んでいる自治体の状況を確認
一般論を把握したあとは、自分の住んでいる自治体でフリーランスの扱いをチェック。
フリーランスでも会社員と同じ点数か、そうでないか(減点あり)は各自治体によって異なります。
区役所に足を運べば昨年版の資料をもらえますし、毎年どんどん新設される新設園の情報もゲットできます。新設園は募集人数が多くて比較的入りやすいのでお見逃しなく。
昨年版の資料でも、自分の持ち点、自宅周辺の保育園の把握、おおまかな募集人数などを知ることができるので、保活シーズン(保育園見学がはじまる7月頃~) 前にあらかじめ目途や作戦を立てられます。
③保育園見学をする
出産から保活開始まで間がない場合は、身軽な妊娠中に動いておきましょう。
妊娠中は身重だけど、赤ちゃん連れよりは圧倒的に身軽!
保育園見学の季節は真夏なので、赤ちゃん連れだととても気を遣うんです。授乳時間や荷物の多さなども考えなければいけません。
フリーランスには産休もないので、ギリギリまで働いている妊婦さんもいるかと思います。
昼しかできないこと(保育園見学・区役所訪問)はうまく調整して時間をつくってくださいね。
産前産後の保育園見学のポイントはこちら。
一般的な保活スケジュール
保育園見学から申し込み、内定、入園までは、どの自治体でもだいたいこのようなスケジュールで行われています。
- 7月~10月 保育園見学
- 11月~12月 申し込み
- 2月 入園認定 (内定) 通知発送/二次募集開始
- 3月 入園説明会開催 【確定申告】
- 4月 入園・慣らし保育
入園したい年の前年度の夏からスタートし、内定が出るまで約半年の長丁場。
この間に出産を挟む人の場合は、妊娠中から保育園見学に足を運ぶ必要があります。
3月末生まれ娘のときは生後3ヵ月頃の7月、11月出産予定の第二子の妊娠8ヵ月頃の8月に保育園見学に行きました。
また、保育料は住民税から算出されるので、フリーランスの人は確定申告が必須です!
11月の申し込み時点では前年度のものが必要になります。
復職フリーランスママの保育園入園申し込み手続きはこちら。
生後4ヵ月頃から在宅育児をしながら週7で仕事をした実態を公開しています。
そして2~3月も、内定から入園までの慌ただしい期間と重なりますが、こちらも決してお忘れなく。
妊娠~出産した年であれば事業収入の他に医療費控除も申請できます。
これはもう、大変だけどやるしかない。
確定申告書類の提出は、郵送よりも直接税務署へ持って行き、受領印を押してもらうとその後の現況届などの提出の際に助かります。
3月末生まれ娘の出産予定日は3月中旬だったので、早産になっても平気なように2月中に確定申告を終わらせました
フリーランスだと保活に不利? 減点される?
会社員に比べてフリーランスは保育園入園に不利だと言われますが、実際はどうなのでしょうか?
わたしも保活をはじめるまでは、会社員ママよりも減点されるものだと思っていました。
在宅フリーランスでも会社員と同じ点数だった!
保活激戦の東京23区、フリーランスで不利な上に、0歳児クラスには入れず募集人数の少ない1歳児クラスからしか希望できない…。
保活三重苦を背負って、もう詰んだ…。
(だったら計画妊娠しろよというツッコミはなしで)
当時のわたしのように絶望しているフリーランス・早生まれっ子のママ!
ちょっと待った!
自治体によって異なりますが、わたしの住んでいる区はフリーランスでも会社員と同じ扱いでした。
これはうれしい誤算で、「もしかして保育園に入れるかも?」と希望が湧いてきました。妊娠中はリサーチ不足で知らず、気付いたのは夏の保育園見学開始前だったと思います。遅いっ。
いわゆる「自分の持ち点を確認する」という作業。
我が家は共働き会社員家庭と同じ点数でしたよ
自分が中心者なら会社員と同じ扱いになる
保護者の状況の基本指数の分類(就労の場合)は、下記の3つに分けられます。
- 「居宅外労働(就労場所が居宅外にある場合)」
- 「居宅内労働(就労場所が居宅にある場合)」でその中心者
- 「居宅内労働(就労場所が居宅にある場合)」 でその協力者(内職含む)
1には一般的な会社勤めの人、そして事務所や仕事場があるフリーランスが当てはまります。
わたしのような在宅フリーランスは居宅内労働の中心者なので2。
1と2は同じ点数がもらえます。やった!
自営業の手伝い等の場合は3になり、1点減点です。
就労時間によって点数が変動
また、就労時間によっても減点があり、「月20日以上(週5日以上)7時間(週35時間)以上の就労を常態」としている場合は満点がもらえます。
個人事業主でもこれを満たしていればフルタイム会社員と同じ点数になりますよ。
繁忙期によって就労時間が変わるフリーランスは、毎日規則正しい就労時間ではありませんが、出産前や復職後にだいたいこのくらい働いていればOK。
勤務状況は補足の書類で証明します。
それ以上にバリバリ働いている人も多いと思いますが、
残念ながら加点はつきません
在宅フリーランスが認められてきた
会社勤めの人と比べて「保育園に預けやすくてズルい」と言われがちな自営業。在宅フリーランスも「本当に働いているのかあやしい」と思われていたようですが、最近は証明さえできれば会社員と同じように仕事として認められるようになってきています。
特に都心部はフリーランス・個人事業主、在宅という働き方が増えたことで改善されているのではないでしょうか?
かつての古い噂に惑わされず最新情報を確認してくださいね。
都内のマタニティスイミングで出会ったマタ友さんも、ライターさんとカメラマンさんのフリーランスママでしたよ。
マタ友さんの赤ちゃんたちは娘より一学年下の5月&6月生まれ。0歳児クラスに4月入園しました。
④入園の可能性を高める「加点」を狙う
会社員と同じ持ち点である場合も、残念ながらそうでない場合も、確実に保育園に入るためには「加点」をゲットして、横並びの入園希望者から一歩抜け出す必要があります。
一般的な会社勤めの人の場合は、育児休暇の取得が産後2年まで可能になり、育児休暇期間が終わっても保育園に入れないと手当なしでの育休延長ができます。
育休延長目的でわざと保育園に落ちるようにする人もいて問題になりましたね。
しかし、フリーランスには有給の育児休暇はありませんし、代わりのいないフリーランスにとっては復帰時期を遅らせる=仕事を失うことにもなりかねません。
育休延長? なにそれおいしいの? それくらい無縁の話。
開店休業で専業主婦へフェードアウトする人もいると思いますが、何度も言うように、手当は出ない自分が勝手に休業しているだけのセルフ育休延長です。
早期の仕事復帰を希望するフリーランスママが我が子を保育園に入れて本格的に仕事復帰するためには、「加点」をどう手に入れるがポイントとなってきます。
フリーランスが加点を手に入れる方法
加点を手に入れる方法はいくつかありますが、自身の病気、親族の介護、生活保護世帯などは就労には当たらないので省略。
また、ひとり親家庭やきょうだい加点があれば高い確率で入園可能なのでここでは省略します。
育児休暇がないからこそ、自分次第で仕事を再開しやすいフリーランスママが実現可能な加点の条件はこちら。
認可外保育施設等(認証保育所、ベビーホテル、社内託児所(地域型保育事業除く)、ベビーシッター(都道府県知事等に届け出のある事業)、幼稚園等)を有料で月48時間以上利用することを常態としている場合
認可外やベビーシッターの利用実績をつくる
確実に子どもを保育園に入れたい人は、早めに仕事復帰をして、認可外保育園やベビーシッターの利用実績をつくります。
会社員・フリーランス問わずこの方法で加点を手に入れることができます。
受け入れ可能な認可外保育園をリサーチするなど、これも妊娠中からの事前準備が可能です。
保育園の入園申し込み(11月)までに上記の実績が必要なので、早期仕事復帰する場合、ここでも早生まれは少し不利……。
加点を得るための具体的な仕事復帰スケジュールや、加点対象ではなくとも夫や親、一時保育を利用して生後4ヵ月から仕事復帰したわたしの状況は別の記事で詳しく書きますね。
まとめ
子どもを保育園に入れたいと思っているフリーランスママがやるべきことは、次の4つ。妊娠中から準備できますよ。
- 雑誌などで保活の概要を確認
- 自分の住んでいる自治体の状況を確認
- 保育園見学をする
- 入園の可能性を高める「加点」を狙う
できるだけ早く自分の住んでいる自治体でのフリーランスの扱い・持ち点を確認し、必要であれば(あるに越したことはありませんが)加点を手に入れるために動きます。
「申し込み時期までに3ヵ月の預かり実績」など、加点の条件には気が付いたときには手遅れのパターンもあるので早め早めに手を打っておくことが重要です。
妊娠中は目の前の締め切りに、産後は赤ちゃんのお世話に追われる日々ですが、これも仕事だと思ってひとつずつ計画的に進めていくこと!
タイムマネジメントや自己管理が得意なフリーランスママならできるはずです!
3月生まれママのつぶやき
「フリーランスは保育園に入りにくい」。これはもう過去の話なのかもしれません。噂に惑わされずにしっかり最新情報をリサーチしてくださいね。
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